2012年12月15日土曜日

父鬼

 大阪府和泉市。三国山、宿山、経塚山などを含む山岳部の地名です。





 ふもとには国道480号線沿いに集落があります。この国道480号線をずっと南に行くと鍋谷峠。それを越えると和歌山県かつらぎ町です。印象的な地名ですね。町の中心にある八坂神社の前の案内板に地名の由来が書いてありました。



 部分抜粋
当地、父鬼は「宿山」が発祥の地であると言われ、宿山とは宮の谷付近から七越峠一体の森のことを言う。宿山の七越峠頂上付近の盆地には「葛七大龍王」の石の宝殿があり、七堂伽藍(金堂、塔、講堂、鐘桜、経蔵、食堂、僧坊)があったのだが、天正10年(1582)、織田信長の高野攻めの際に焼失したとされる。この時代に当地を支配していたという「葛七大龍王」父鬼氏の姿が見えずその勇敢な父鬼氏を偲び「父鬼」という地名として残されている。
(『一体』は『一帯』の、『鐘桜』は『鐘楼』のことでしょうか)


 神社からの景色。きれいな町並み。




 国道から脇道を行くと、大岩谷分岐に着きます。途中悪路で車止めもあるので、少し来にくいですが。



 ハイキングコースとありますが一人ではちょっと怖いです。この杉林の中、山を登っていくと七越峠です。反対側は施福寺。これを撮ったのは4月末の夕方5時半頃、日も暮れかけようとしていたので山には入りませんでした。





 大岩谷分岐を横目に舗装された道をしばらく行くと行き止まりです。正確には、道を作っている最中です。どこへ続く予定なのでしょうか。トンネルでも掘って山越えを避ける道を作るのかもしれません。というか工事は進行してるのかな。







 父鬼集落から撮影した三国山の航空レーダー。





0 件のコメント:

コメントを投稿