ななこしとうげ。大阪府和泉市と和歌山県かつらぎ町の府県境にあります。鍋谷峠で国道から逸れて大久保分岐に向かい,分岐を左へ。
舗装された道の途中に現れます。標高およそ840m。
石碑です。
昔は茶店があったということですか。昔はこんなにヒノキが生い茂ってなかったとすると、山の上から大阪平野を遥か神戸まで見渡せるような景色を望みながら,旅の疲れを落とせる美しい場所だったのではないかと勝手な想像を膨らませてみるわけです。
七越峠は父鬼発祥の地の一部と,神社の案内板には書かれています。
部分抜粋
『当地、父鬼は「宿山」が発祥の地であると言われ、宿山とは宮の谷付近から七越峠一体の森のことを言う。また,七越峠には金の延べ棒が埋まっているとの口伝もある。』
この峠は十字路になっています。
堀越観音,蔵王峠方面に続く細道。
ちらほら見られるピンクのリボンは,地籍調査の目印だそうです。
正面の「火の始末」の黄色い消防の看板の後ろの道を下って行くと、父鬼の大岩谷分岐につながるものと思われます。
道しるべ。槇尾山まで行こうと思ったら三国山を越えてさらになので,かなり時間がかかりそうです。
現在位置と周辺地図。
どなたかが設置したプレート。
山家集から,西行法師の歌が刻まれています。
立ちのぼる 月のあたりに 雲消えて ひかり重ぬる 七越の峯
この歌の七越の峯がここのことではなく,和歌山県田辺市にある山のことではないかという話もあります。
「寺田山」,ここの古い名でしょうか。
旅の安全を祈りつつ,坂を上がっていくと,宿山,三国山です。
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